TO社 走行レール補強・調整工事
2023/09/07
タイトル
強度不足を解消しました
20数年前に設置されたクレーン用の架台ですが、走行レール(H鋼部分)の変形が大きく、強度的にも少し問題があるため補強工事を行いました。
お話を伺った際には全体的なスクラップ&ビルドをお勧めしたのですが、工事期間の確保が困難なことや予算などのからみで部分的な補強をすることとなりました。
今回の話ですが、点検を行っている中で走行レールが曲がっていることを確認し、強度計算を行い設置当初の状態でのこの架台の弱点を判別し、起こった事象に対しての原因を探ります。その後改善案を決定していきます。その際の強度計算は便利なソフトを使って行います。
特に3次元解析まで行っているので、何回も部材を変えたり、形状を変えたりとコンピュータ上で行えるので最もベストな条件をご提案できます。これは私たちの行っている中で他社がなかなかできていない部分だと考えています。
ただそこまでの検討は思ったより時間がかかり苦労を伴うのですが、提出する案は一つとなるので、その苦労はなかなか同じ会社内でも理解されないところもあり、もう少し評価していただきたいなんて思うこともあります。愚痴ですね。
今回の件も、弊社の強みである点検、設計、施工を一貫で提供できる体制だと自画自賛ですが思っています。