屋外に橋型クレーンを設置する際の注意点とは?
2023/09/17
橋型クレーンは、屋外で使用されることが多いです。
屋外に橋型クレーンを設置する際は、何に注意すればよいのでしょうか。
今回は、屋外に橋型クレーンを設置する際の注意点について解説いたします。
屋外に橋型クレーンを設置する際の注意点
雨水
クレーンには電装品や制御盤が搭載されており、雨水の影響を受ける可能性があります。
そのため屋外で使用する際は、屋外仕様になっているかどうかを確認しなければなりません。
屋外仕様のクレーンは、電装品や制御盤を雨水から守る仕様になっており、雨が降っても安心です。
直射日光
直射日光で注意したいのが、紫外線と熱です。
橋型クレーンに使用されている素材の中には、紫外線によってダメージを受けるものがあります。
例えば塗料は紫外線によるダメージを受けやすいため、悪影響が出にくいフッ素系の塗料を使用したものがよいでしょう。
制御盤は熱に弱いことから、直射日光が当たらないように工夫する必要があります。
屋根を設けて日差しを遮ったり、ファンを設置して制御盤の温度上昇を抑えたりするのがポイントです。
風
走行クレーンに分類される橋型クレーンは、突風や暴風を受けて暴走してしまう危険性があります。
そのため法令で風への対策が義務付けられており、あらかじめ措置を講じておかなければなりません。
一般的にクレーンの係留装置であるアンカーが設置されることが多く「逸走防止装置」と呼ばれています。
まとめ
屋外に橋型クレーンを設置する際は、雨水・直射日光・風に注意が必要です。
なかでも風への対策は法律で定められていますので、十分な安全対策を施しておきましょう。
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