クレーンとホイストの違いとは?
2023/08/11
重いものを持ち上げる際は、クレーンやホイストが使われます。
クレーンとホイストは、どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、クレーンとホイストの違いについて解説いたします。
クレーンとホイストの違い
仕様
クレーンとホイストは、どちらも重い荷物の吊り上げや移動を行う際に使用する機械装置です。
しかし、その仕様には違いがあります。
クレーンは電気や空圧を動力源とし、人力は使いません。
一方のホイストは、電気・空圧・油圧を使用する動力式の他に、人の力で作動させる人力式もあります。
人力式は滑車を用いて、人が引っ張る力をサポートする仕組みです。
走行方向
クレーンとホイストは、走行方向にも違いがあります。
ホイストは、重いものを上下に動かすことを目的に作られた昇降機です。
そのため、走行方向は上下に限られます。
一方のクレーンは、上下はもちろんのこと、前後左右にも動くのが特徴です。
クレーンの動作範囲内であれば、重量物を垂直に持ち上げるだけでなく、そのまま水平に移動させられます。
同時に複数の作業をこなせることが、ホイストとの一番の違いでしょう。
両者の違いを活かした機械装置も
仕様と走行方向に違いがあるクレーンとホイストですが、両者の違いを活かした機械装置があります。
クレーンに、巻き上げ装置として電気ホイストを備えた「ホイスト式クレーン」です。
さまざまな方向に動くクレーンに、動力を使用するホイストを組み合わせることで、 重量のある荷物の取り扱いをより一層スムーズにしています。
まとめ
クレーンとホイストは、仕様と走行方向に違いがあります。
必要に応じて使い分けることで、現場作業が効率良く進むため、どちらも欠かせない機械装置です。
愛知を拠点とする『クレーンシステム株式会社』では、これまでに培ってきた技術力を生かし、お客様に寄り添った提案をいたします。
クレーンに関することは、当社にお任せください。