クレーンの落成検査の対象は?
2024/12/01
天井クレーンを設置する際は、落成検査を受ける必要があるかもしれません。
そこで今回は、天井クレーンの落成検査の対象について解説していきます。
落成検査が必要かどうか、ぜひチェックしてみてください。
落成検査とは
落成検査とは、一定以上の性能を持つクレーンの組み立て・設置が完了した際に行われる検査のことで、労働基準監督署が実施します。
労働安全衛生法で実施が義務付けられているので、対象となる場合は必ず行わなくてはなりません。
落成検査の対象
次の条件に当てはまるクレーンは、落成検査の対象となります。
・設置届が必要なクレーン
・吊上げ重量が3トン以上のクレーン
移動式クレーンは、落成検査の対象外です。
ただし天井クレーン・定置式クレーンは、一定以上の吊り能力を有している場合は落成検査が必要です。
落成検査の内容
落成検査では「荷重試験」「安定度試験」が行われます。
この検査を受ける際は、試験を行うための荷・玉掛け用具を用意しなければなりません。
・荷重試験…クレーンの定格荷重の1.25倍の荷を吊り上げられるかを確認する
・安定度試験…定格重量の1.27倍の荷を吊り、クレーン設置部の浮き上がりを確認する
まとめ
設置届が必要なクレーン・吊上げ重量が3トン以上のクレーンは、落成検査の対象となります。
天井クレーンも、落成検査が必要なケースが多いです。
『クレーンシステム株式会社』は愛知のお客様に向けて、天井クレーンに関するサービスを提案しております。
落成検査に関するサポートも可能ですので、お気軽にご相談ください。