天井クレーンの構造を解説
2024/03/01
天井クレーンを使用する前に、まずは構造を理解しておく必要があります。
構造を理解すると操作ミスを防げて、点検の際にも役立ちます。
倉庫・工場内での作業効率化のためにも、ぜひ参考にしてみてください。
天井クレーンの構造
天井クレーンは倉庫・工場の天井付近の両側の壁に設置された、ランウェイに沿って動きます。
ランウェイに沿って動くクレーンガーダーの上をトロリが移動し、トロリ部分からワイヤーロープが出てきます。
天井クレーンは、巻上・横行・走行の3つの動作ができるのが一般的でしょう。
比較的大きな物をスピーディーに、高頻度で運搬することも可能です。
ちなみに似た形式のクレーンなら、屋外で使われていても天井クレーンと呼ばれます。
天井クレーンの各部位を紹介
天井クレーンは、次のようにさまざまな部位が組み合わさって構成されています。
巻上装置
巻上装置とは、ワイヤーロープを巻き上げる装置です。
吊具が巻上の上限にくると自動的にブレーキが作動する「巻過防止装置」も付いています。
横行装置
横行装置は、車輪でトロリを横行させる装置です。
電動機の回転を歯車を使用して減速させ、トロリを横行させます。
走行装置
走行装置は、クレーン全体を走行させます。
天井クレーンでは、駆動モーターが2個付いているのが一般的です。
まとめ
天井クレーンでは、クレーンガーダがランウェイに沿って動きます。
そして、クレーンガーダーの上をトロリが移動する仕組みです。
『クレーンシステム株式会社』は愛知県を中心に、東海・関東からのご相談を承っております。
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