玉掛け合図のポイントとは?
2023/09/25
フックに荷物を引っ掛けたり、下ろしたりする作業のことを「玉掛け作業」と呼びます。
玉掛けを安全に行うには、合図が欠かせません。
そこで今回は、玉掛け合図のポイントをご紹介いたします。
玉掛け合図のポイント
手
手を使った玉掛け合図のポイントは、決められたポーズを正確に行うことです。
クレーン運転者によく見えるように、安全を確保しながら、できるだけ近くで合図を行います。
また法令によってあらかじめ指名を受けた人が、クレーン運転者に合図を送る決まりです。
クレーン運転者は、合図を受けたら必ず従うよう義務付けられています。
笛
笛による玉掛け合図は、一定の間隔で笛を鳴らしてクレーン運転者に知らせる方法です。
ただしクレーン運転者が間違ってとらえてしまう恐れがあるため、笛のみで玉掛けを行うのは禁止されています。
そのため、笛は手を使って玉掛け合図を行う際の補助として用います。
旗
旗は、合図を送る人とクレーン運転者の間に距離がある場合に適しており、造船所でよく用いられます。
旗による玉掛け合図は、旗を上げ下げするだけでなく、手の合図も加えるのが特徴です。
クレーン運転者がはっきりと識別できるように、合図を送る時は旗を大きく動かしましょう。
声
声による合図は、無線かトランシーバーを使います。
広い建設現場や、高所で作業を行っている運転者に知らせるのに適した合図です。
まとめ
玉掛け合図は手・笛・旗・声で行われ、 それぞれに注意すべきポイントがあります。
合図を送る人はクレーン運転者にしっかりと伝わるようにし、クレーン運転者は合図の通りに操作しましょう。
愛知を拠点とする『クレーンシステム株式会社』では、クレーンの設計・設置はもちろん、お悩みのご相談も承っております。