玉掛け作業でのフックのかけ方について
2023/08/26
クレーンを使って荷物を持ち上げる際は、フックに引っかけます。
この作業が、玉掛け作業です。
今回は、玉掛け作業でのフックのかけ方について解説いたします。
玉掛け作業のフックのかけ方
目掛け
ロープの先が輪っか状になっていることから、この部分を「目」になぞらえて「アイ」と呼んでいます。
先端を直接フックに引っ掛けて持ち上げる、玉掛けの基本ともいえる方法です。
半掛け
ワイヤーロープの先端についているアイではなく、ワイヤーロープそのものを引っ掛けて吊り上げる玉掛け作業が「半掛け」です。
荷物の重さによって、2本・4本・6本のロープを使い分けます。
持ち上げた際に荷物が安定しており、同じ作業を継続して行う場合に適した玉掛け作業です。
あだ巻き掛け
フックにワイヤーロープをくるりと1周巻いてから、荷物を引っ掛けるのがあだ巻き掛けです。
ワイヤーロープを一度フックに巻きつけているため、重心が定まっていない荷物を持ち上げたい時に適しています。
肩掛け
肩掛けはフックの「肩」と呼ばれる部分にロープを巻いてから、荷物を引き上げるのが特徴です。
太いロープをフックの先端で引っ張り上げると外れ落ちるリスクがありますが、肩掛けなら太いロープでもしっかりと持ち上げられます。
まとめ
目掛け・半掛け・あだ巻き掛け・肩掛けといったフックの掛け方によって、玉掛作業の内容は変わります。
荷物の重量やロープの太さを考慮し、最適な方法を選んでくださいね。
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