今日も走行レール工事やってます。

世間は3連休の中、今日も懸垂式天井クレーンの走行レールの取り換え工事を行っています。

取り換える走行レールはＩ形鋼と呼ばれる鋼材で、懸垂式天井クレーンでよく使われる鋼材です。

 

取り換えに至った経緯を説明します。

まず、お客様と私たちは定期点検契約を結んでいます。

定期点検時に走行レールと走行車輪の当たり面の部分で摩擦によりすり減っていることを指摘していました。

どのような状態かというと、走行レールの車輪当たり面で車輪が転がる部分がすり減り数ミリの段差ができているような状態でした。

この際お客様からは、緊急性が高いことなのか？とかあとどのくらいまで使えるのか？という内容のご質問を受けます。実際そんな状態でも天井クレーンは何の支障もなく使えてますので危機感は全くないという状態です。

また、お客様の作業状況や天井クレーンの稼働率など様々で、率直にいつまでに交換してくださいとは言いづらいところもあります。まあ状況的には２０年以上の使用期間を経ている場合が多く、長年使ったからこそメンテナンスの時期が来ていることになるのですが、なるべく計画的に設備の更新を行っていただく点からいってもすぐにという状況でない限り来期の予算でなどと返答することもあります。

ただし、荷重試験を行いたわみ値が規定の値より大きくなっている場合とか、耳垂れを生じてしまっている場合などは、可能な限り早く交換しましょうという返答をしています。

 

今回のケースも、あらかじめ摩耗が進んでいることで走行レールの交換のご提案を行っていましたが、お客様のほうでは検討段階ということでしたが、たわみの問題などの合わせ技で今回工事を執り行うことになりました。

これも定期点検を行うことで、高所でしっかりと点検しないと気付かない部分を発見できたのだと考えています。

また、天井クレーンの計画からメンテナンスまで一貫で執り行える弊社の強みが生きた案件だと考えています。メンテナンスから上がってきた事案を、素早く対応し、予算的にも複数の業者にお願いするよりも一括でできることによりベストな工事費にてご提案できるわが社ならではの工事です。

経年劣化など長年使っていると見落としがちな点等あると思いますが、ぜひ弊社にお任せください。