定期点検について | 愛知県名古屋市 今池駅【クレーンシステム株式会社】

今回は点検の話。特に3ｔ未満のクレーンについてです。

前回はワイヤロープの交換作業を書きましたが、このような部品交換作業が発生するタイミングですが、以前は故障したという感じの連絡後の対応（いわゆる緊急対応）が多かったです。

最近は弊社のようなメンテナンス業者が入ることで事前にしっかりと点検を行い、事故や故障となる前に部品を交換していただくことが増えてきました。

これはユーザー様自身の自主点検から弊社のようなメンテナンス業者に委託点検に切り替えていただき、定期点検結果により寿命が近づいた部品を優先順位をつけ交換するアドバイスを行い、計画的に部品交換していただけるようになったからです。

又その内容ですが、弊社では、点検項目については、クレーン協会やクレーンメーカーの点検表の必須項目に加え、自社にて最近の事例を踏まえた点検項目を合わせて点検を行いますので安心度はアップです。

また天井クレーンなどの点検は高所作業となることが多く、危険作業である上に高所作業車の運転はもちろんですが、最近では安全帯一つでも有資格者での使用が必要となる等、自主点検を断念するユーザー様も増えてきているようです。

クレーンの定期点検は大雑把な言い方になりますが皆さんが一般的に使われている車の車検と同じ考え方です。

事故、故障が起こる前に手を尽くすことで、万が一の事態の発生率は低減できます。

それで皆様の安心・安全な生産活動に協力できることはうれしいことだと考えてます。

法的に専門機関が行う性能検査のない、３ｔ未満でもある一定の期間での点検をお勧めします。